電子と紙

2019年の出版市場で興味深い現象がありました。1996年をピークに一貫して縮小してきた出版市場が2019年、22年ぶりに増加しました。主に電子書籍が伸びてきたことによる増加ですが、コミックの分野では電子書籍の売り上げとともに紙の売り上げも増加しました。

電子化が進む中、紙の売り上げが増加したのは紙の良さが見直されてきたこともあると思います。

電子書籍と比べて紙の本は全体を把握しやすく読みたいところからすぐに読み始めることができます。また付箋を張ったりメモすることも可能です。

一方、電子書籍は本屋さんに行かずに読みたい本をすぐに読むことができる点が優れていると思います。

それぞれの良さを生かしているからコミックでは電子書籍も紙の書籍も増加したのだと思います。

医療の世界でも新薬がどんどん出てきます。しかし、古くからある優れた薬もたくさんあります。

それぞれの良さを生かして治療していくことが大切だと思います。

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